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おいしい半生菓子をお届けします。

その他

原料原産地について

平成29年施行の新原料原産地制度により食品メーカーは平成34年までに一番多く使う
原材料の原産地を食品表示中に記載することとなりました。
ここで言う原産地とは必ずしも基源原材料の産地と言うわけではないとのことです。
例えば砂糖や小麦粉、あんなどはサトウキビ、小麦、豆など基源原材料の産地ではな
く、製糖所、製粉所、製あん所などの所在地(国)を表示するとのことです。
例えば小麦粉はカナダ産、アメリカ産小麦などを輸入し国内で製粉しますが、その場
合の原産地表示は小麦粉(国内製造)と表示するようです。
砂糖の場合、弊社では国産と輸入品を使用しますが国産の場合は砂糖(国産)と言う
表示になります。

このホームページの商品案内の原料原産地案内につきましては、最多使用原材料につ
いては原料原産地制度に基づきますが、それ以外の表示義務のない原材料につきまし
てはできるだけお客様が知りたいと思われるであろう原材料に絞って、基源原材料産
地或いは加工地のしずれかの内容でご案内させて戴こうと考えております。
その為、このホームページでの原材料産地のご案内内容につきましては原料原産地制
度に基づいたものではございません。

砂糖について

近年、国産のビート(甜菜)やサトウキビを原材料とした砂糖が高値で安定していま
す。その為、大手、中小に関わらず多くの製菓メーカーはタイや韓国から、国産砂糖
に比べて割安な砂糖にソルビトールなどを混ぜた砂糖調整品と呼ばれる原料を輸入し
て使用しています。
タイは砂糖の原材料となるサトウキビが採れますので、日本企業も進出して現地の工
場で砂糖調整品を製造しています。弊社が使用するタイ産の砂糖調整品は日本企業の
製品です。
一方韓国では甜菜やサトウキビの生産がほとんど行われていません。その為韓国で生
産される砂糖の原料糖は豪州、タイなどから輸入されています。
近年は韓国内でも砂糖消費量が伸び悩んでおり、韓国製糖メーカーは需要を維持して
いくため海外に販路を広げていてその一部が日本に輸入されています。
ちなみに日本の砂糖価格は原料生産者保護の為砂糖調整金という制度があり、海外の
砂糖価格に比べて2倍以上割高となっています。
そういった理由でわざわざ海外から砂糖調整品を輸入しても、国産より割安になると
いう事態がおこってしまいます。
砂糖をそのまま輸入した場合は砂糖調整金が上乗せされてしまうので、ソルビトール
などを混ぜて調整金課金対象外としています。

ソルビトールとは…

ブドウ糖を還元してできる糖アルコールで広く食品や保湿成分として化粧品などに使
用されています。リンゴの蜜の成分としても知られていますが浸透圧が普通の砂糖(
ショ糖)に比べて高く、豆の内部に染み込みやすいため甘納豆などに使われてきまし
た。
日本では添加物として取り扱われている為からか一部には摂りすぎによる危険性を不
安視する声も聞かれますが、WHOでも安全性は高いものと認めていて一日あたりの摂
取許容量などは定められていません。
砂糖調整品で使われるソルビトールはキャッサバ芋やサトウキビを原料として生産さ
れています。